煙草を吸うと便意…というのは都市伝説!禁煙して根本的に改善しよう。

煙草を吸うと便意をもよおすと耳にしたことはありませんか?もちろん便意をもよおす人がいたりもよおす時があったりしますが根拠はなさそうです。煙草を吸って便意をもよおすのではなく、吸わなくてももよおす方が絶対にいいので禁煙をして便秘も解消させましょう!

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「煙草を吸うと便意が起きる」って本当?逆に便意が遠のく理由とは?

      2016/05/23

よく「煙草を吸うと便意」という人はいませんか?

煙草に含まれているニコチンは、神経伝達物質のアセチルコリンと分子構造が類似しているために、脳内に存在しているこの物質の受容体に作用します。これにより、副交感神経が活性化して、快楽物質とも呼ばれているドーパミンが分泌されるので、一時的に非常にリラックスした気分になります。さらに、大腸の螺旋運動を刺激する作用もあるので、溜まっていた便が肛門に押し出されて便意を感じることになります。

しかし、煙草を吸う事で便意が起こってしまうなら、ヘビースモーカーは大変な事になってしまいます。

「煙草を吸うと便意が起きる」のはリラックス効果とたまたまのタイミングという事が多いのでしょう。

煙草を吸う事で便意が遠のくこともある?

煙草を吸うと便意が起きると言われていますが、これは便秘を改善する効果には、残念ながら繋がる事はありません。なぜなら、元々持っている本来の生理現象とは別のものだからです。

煙草を吸った事で交感神経が作用してしまうと、全く逆で便意は遠のいてしまうのです。ニコチンの摂取を続けていると、自律神経が狂わされてしまい、大腸が正常に機能しなくなり、便意が薄れてしまったり、遠のいてしまうという事になります。

煙草を止めると便秘になることもある

なお、煙草を止めた時にしばらく便秘となるのは、狂わされていた自律神経が元に戻るまでにある程度の時間が必要となるからです。

便秘以外にも、強烈な睡魔に襲われるなどの生理現象に見舞われやすくなり、さらにやる気の欠如など、精神面での不調も顕著になります。これが、本来の状態に回復するまでの期間は個人差がありますが、大体1カ月程度でかなり良化するのが一般的です。

この様に、ニコチンによる便へのアプローチは、メリットよりもデメリットの方が明らかに大きいので、便秘の改善策として選択するのは適当ではありません。

煙草を吸って便意という事を忘れる

便意を普通に起こりやすくするには、適度な量の食事や便意が起きた時に我慢をしない事です。便秘の状態が長く続いた場合には、食物繊維が多い食べ物や水分を多く摂取するのもいいでしょう。
また、便秘薬を利用するのもいいのですが、利用しすぎるのは、腸の運動が自ら行えなくなる可能性が高くなります。出来るだけ、煙草を吸う事で便意が起こるという事を忘れ、あくまでも、なるべく規則正しい生活と食事を心がけるようにした方がいいでしょう。

便は健康のバロメーターと呼ばれているほど、体の状態を教えてくれるものの1つです。